仙骨の場所は、ずばり「お尻の割れ目のすぐ真上にある、平らで硬い骨」です。解剖学的な視点から見ると、仙骨は背骨(脊柱)の最下部にある腰椎と連結し、左右の寛骨(腸骨・恥骨・坐骨)によって両脇から挟み込まれた位置に存在します。いわば、上半身の全体重を下半身へと分散して受け渡す「骨盤の要石(キーストーン)」としての役割を一手に担っています。
日頃から自分の身体を意識していない人でも、次の3ステップを踏めば誰でも1秒で仙骨の触り方・見つけ方をマスターできます。
【仙骨を1秒で触る3ステップ】
1. 直立した状態で、両手を腰骨のいちばん高い部分(ウエストのくびれ付近)に当てる。
2. 親指を背中側へ回し、背骨に向かって水平にスライドさせる。
3. 親指がお尻の割れ目から指2〜3本分上の平らな骨盤中央部に突き当たる。ここが「仙骨」の背面(仙骨粗面・正中仙骨稜)です。
手のひら全体をお尻の上部に当てて撫でてみると、手のひらに収まるサイズの手のひら大の逆三角形プレートのような平らな感触が得られます。骨盤と仙骨の位置関係を正しく把握できると、自分が感じている腰やお尻の違和感が、腰椎周辺の筋肉疲労なのか、それとも仙骨周辺の関節トラブルなのかを直感的に判断できるようになります。