ネット検索で「ツイストスパイラルパーマ」と入力すると、関連ワードに「失敗」「チリチリ」という不穏な言葉が浮上します。実際にサロン現場を取材すると、このトラブルには明確なメカニズムが存在していました。毛束をねじる「ツイスト」の回転数が強すぎたり、毛先まで強く巻き込みすぎたりすることで、毛髪のキューティクルが過度に剥離し、針金のような縮れ毛状態(いわゆるチリチリ髪)に陥ってしまうのです。
特に危険信号となるのが、ブリーチ履歴や度重なるカラーリングによるハイダメージ毛への施術です。大手サロンの技術ディレクターは次のように警鐘を鳴らします。「ツイスト系パーマは毛髪に物理的なテンション(ねじり)をかけるため、通常のコールドパーマよりもタンパク質の破壊が激しい。ダメージ毛に強アルカリのパーマ液を乗せると、結合が崩壊して一瞬でゴムのようにビビり毛化します」。
失敗を防ぐための潮流として、あえてネジリを半回転から1回転程度に抑えたツイストスパイラルパーマの弱め・自然な仕上がりを指名するオーダーが定番化しています。「強めにかけて長持ちさせたい」という焦りはチリチリ化の第一歩です。地毛の質感を生かしたニュアンス程度の強さを選ぶことが、結果として美しい束感を保つ秘訣といえます。