旬の時期に大量に手に入った無花果を数ヶ月先まで味わうためには、適切な保存処理が欠かせません。保存方法別の保持可能期間と、プロが実践する脱気密閉の手順を押さえましょう。
密閉ガラス瓶の煮沸消毒と「脱気」ステップ
長期保存を目指す場合、耐熱ガラス瓶を使った煮沸消毒が不可欠です。
1. 鍋底に清潔な布巾を敷き、ガラス瓶とフタを水から入れて火にかけ、沸騰後5分以上加熱して煮沸します。
2. 清潔なトングで取り出し、清潔なキッチンペーパーの上で完全乾燥させます。
3. 粗熱が取れたイチジクとシロップを瓶の8〜9分目まで注ぎ、フタを軽く閉めます。
4. 瓶の半分が浸かる程度の湯を沸かした鍋に入れ、弱火で10分ほど湯煎して空気を膨張・排出(脱気)させます。
5. 取り出してフタを固く締め直し、逆さにして常温で冷まします。
この脱気処理を施した未開封の瓶詰であれば、冷蔵庫で約2〜3週間、冷暗所でも長期保存が可能です。一度開封したものは清潔なスプーンを使用し、1週間以内を目安に食べ切るようにしてください。
イチジクの冷凍保存テクニック
コンポートは冷凍耐性にも優れています。果実が完全に冷めた後、密閉できる冷凍用保存袋(ジッパー付きバッグ)にシロップごと静かに入れます。空気を極力抜いて平らに冷凍すれば、約1ヶ月間の冷凍保存が可能です。食べる際は冷蔵庫で半日かけて自然解凍するか、半解凍の状態でシャーベット状のグラニテ風として楽しむのも絶品です。