過激な言動ばかりがクローズアップされる奥野氏ですが、その出自と実業家としての経歴を紐解くと、単なる目立ちたがり屋とは一線を画す特異な背景が浮かび上がってきます。
奥野氏の曾祖父は、高知県でバス事業や鉄道事業を興し「土佐の交通王」と称された実業家・野村茂久馬氏です。政財界に太いパイプを持ち、吉田茂元首相らとも親交があったとされる歴史的な名門の血筋を引いています。奥野氏自身も若くして起業し、化粧品製造販売を手掛ける「東洋ライフサービス株式会社」を代表作として、現在までに10社以上の会社経営に携わってきました。
さらに奥野氏の存在を象徴するのが、東京・銀座の一等地に構える完全会員制バー「銀座一徳」のオーナーという肩書です。内装に数億円規模の工費を投じたとされるこの高級サロンは、政財界の重鎮からトップアイドル、俳優、アスリートまでが集う秘密の社交場として知られています。こうした事業群から得られる収益により、奥野氏の個人資産は数十億円規模、年収も数億円台に達すると推計されており、選挙戦や各種イベントで惜しみなく私財を投じる原資となっています。