ネットやSNSで定期的に話題となるのが、余った生クリームを空き瓶やペットボトルに入れて激しく振るだけで作れる生クリームの手作りバター裏ワザです。この現象は、激しい衝撃によって脂肪球の膜が壊れ、乳脂肪同士が結合して水分(無糖練乳/ホエー)と分離するために起こります。
実際に試す際の決定的な注意点は、「種類別:クリーム(乳脂肪分35%以上)」と表記された純生クリームでなければバターにならないという点です。植物性脂肪を使用した「ホイップ」や「コンパウンドクリーム」には乳化剤が含まれており、いくら振ってもバターには変化しません。また、生クリーム200mlから取れるバターは約80g程度です。コスト面だけで見れば市販のバターを買うほうが経済的ですが、出来立てのフレッシュバター特有の上品な風味と、副産物として得られる低脂肪乳(ホエー)をパンケーキの仕込み水に使える体験価値は極めて高いと言えます。