「爪楊枝で留めていたのに煮込んでいる最中に外れてしまった」「食べる時に爪楊枝を外すのが面倒」という悩みは、包み方の基本構造を理解することで完全に解決できます。
葉の根元にある厚い芯部分は、包丁を寝かせて平らになるよう削ぎ落とすことが必須条件です。芯の厚みが残っていると、巻く際に反発力が働き、加熱膨張した際に必ず隙間が生じます。
爪楊枝を使わない強固な巻き方の手順は以下の通りです。
- キャベツの葉の根元を手前に置き、成形した俵型の肉だねを乗せる。
- 手前の葉を肉だねに密着させながら、しっかりとひと巻きする。
- 左側の葉だけを内側にきっちり折り込む(右側は開いたままにしておく)。
- そのまま上に向かって最後までしっかりと転がすように巻く。
- 開いたまま残っている右側の余った葉を、指先で肉だねの中心部に向かって深く押し込む。
この「片側押し込み巻き」を行えば、加熱によって肉だねが膨張した際、押し込んだ葉が内側から突っ張り棒の役割を果たし、結び目が一切ほどけなくなります。
さらに煮崩れを防ぐ最後の防衛線が「鍋のサイズ選びと詰め方」です。大きすぎる鍋を使うと煮汁の対流でロールキャベツ同士が衝突し、葉が破れてしまいます。ロールキャベツ同士が隙間なくぎっしりと密着するサイズの鍋を選び、巻き終わりを下にして並べることが鉄則です。どうしても隙間ができる場合は、くし形に切った人参や玉ねぎ、じゃがいもを緩衝材として詰め込んでください。