ネット上にはびこるセリアのシャー芯に関する最大の誤解は、「100均の文房具はすべて無名工場の粗悪品である」という思い込みです。
実際には、セリアの店頭に並ぶ筆記具・替芯の多くは、サンノート、協和紙工、プラチナ万年筆系列などの国内実績を持つ文具卸・メーカーが企画・製造管理を行っています。厳しい日本のJIS規格(日本産業規格)に準拠した管理下で製造されている製品が多く、毒性検査や重金属基準もクリアしているため、安全性や基本的耐久性は担保されています。
ただし、知っておくべき盲点もあります。大手の高級芯(ナノダイヤや高純度グラファイトを採用した芯)に施されている「芯の内部にオイルを染み込ませて摩擦係数を下げる技術」や「ナノレベルの特殊炭素構造」といった最新特許技術は、100円の価格構造上、フル投入することは不可能です。この技術差が、長時間の執筆時における「手の疲れにくさ」や「かすれにくさ」の差として現れます。