インナー売り場で混同されやすいのが「Tバック」と「ソング(Thong)」の呼称問題です。一般的に日本国内では、バック部分が極端に細いショーツ全般を総称してTバックと呼びますが、海外や専門ブランドでは明確なグラデーションが存在します。
「ソング」は、フロントからバックにかけて三角形の布地が続き、ウエストバンドに向かって細いストリング(紐)へと変化する構造を指します。一方、バックの布面積が完全なT字状の極細コードのみで構成されるものは「Gストリング」、逆にサイドやバックにやや幅を持たせたものは「タンガ」と分類されます。初心者が「食い込まないTバック」を求める場合、まずは布面積に適度なホールド感があるタンガや幅広ソングを選ぶのが定石です。
Tバックの明確なメリットは、ボトムスに一切下着のラインが響かない点にとどまりません。ヒップを布地で押し潰さないため、ヒップ本来の丸みを保ちやすく、自身の体型変化や姿勢の崩れ(骨盤の後傾など)に敏感になれるという副次的なボディメイク効果が挙げられます。
対するデメリットとしては、生理期間中のナプキン併用が難しく専用吸水サニタリーやタンポン等が必要になる点、そして化繊素材の粗悪品を選んだ場合に接触性皮膚炎や色素沈着のリスクを招く可能性がある点が挙げられます。