SNSやネット掲示板では「美容室よりヘアサロンの方が技術が高くておしゃれ」「美容院はお年寄り向け」といったイメージ論が語られがちですが、これらはマーケティングによる先入観に過ぎない誤解です。
業界構造の視点から見ると、現在起きている最大の変化は「店舗形態の二極化」です。かつて主流だった大型店舗による徒弟制度・アシスタント育成モデルから、現在はフリーランス美容師が席を借りて完全マンツーマン施術を行う「シェアサロン」「面貸しサロン」が急増しています。
これにより、店名が「〇〇美容室」という昔ながらの屋号であっても、最先端の薬剤を使いこなす実力派トップスタイリストが在籍しているケースがある一方、「〇〇ヘアサロン」とお洒落な欧風の看板を掲げていても、経験の浅い業務委託スタイリストが過密スケジュールで施術をこなすケースが存在します。
「サロンだから安心」「美容院だからレトロ」という看板の言葉に惑わされず、「その店舗が採用しているビジネスモデル(マンツーマン制かアシスタント制か)」および「担当者のキャリアと得意分野」をフラットに見極めることが、失敗を防ぐ最大の防壁となります。