シチューと一口に言っても、牛乳や生クリームを用いるクリームシチューと、フォンドボーや赤ワインで煮込むビーフシチューでは、合わせるべき相棒の属性が正反対になります。この文脈を無視して同じ感覚でおかずを配置すると、胃腸に負担をかける失敗献立になってしまいます。
クリームシチューに合うおかずの基本原則
クリームシチューに合うおかずを選ぶ際は、「動物性乳脂肪のまろやかさ」とバッティングしないことが大前提です。同じ乳成分であるとろけるチーズを大量に使ったグラタンなどを重ねると、食卓全体が重苦しくなり、途中で飽きが生じます。
シチューに合う主菜おすすめの筆頭は、皮目をパリッと焼いたローストチキンや、豚ヒレ肉のソテー(粒マスタードソース添え)です。また魚介を取り入れたい場合は、エビやタラのガーリックソテー、あるいはレモンをたっぷりと搾ったカルパッチョを合わせることで、乳脂肪の甘みと酸味のコントラストが際立ちます。包丁をあまり使いたくない日は、電子レンジを活用した蒸し鶏のネギ塩和えなど、シチューに合う副菜簡単レシピを1品添えるだけでも十分なメリハリが生まれます。
ビーフシチューに合うおかずの基本原則
濃厚なデミグラスソースが主役となるビーフシチューは、洋食レストランのフルコースをイメージして構成するのがスマートです。シチュー自体に牛すね肉などのガッツリしたタンパク質がすでにゴロゴロ入っているケースが多いため、副菜や主菜に赤身の牛肉や豚肉料理を重ねるのは避けるのが無難です。
ここでおすすめしたいのが、淡白なシーフードや卵料理です。ホタテやエビの白ワイン蒸し、あるいはシンプルなプレーンオムレツを添えると、デミグラスのコクに負けない上品な箸休めとして機能します。さらに、クレソンやルッコラ、トレビスといった苦味のある葉野菜を使ったグリーンサラダを添えることで、高級感あふれるディナーが完成します。