SNSや同人即売会の現場において、ミニキャラに対する熱量は年々上昇しています。ファンコミュニティの投稿を検証すると、「本編の展開が辛いとき、公式のちびキャラ四コマやイラストが唯一の精神安定剤になる」「等身大フィギュアは場所を取るが、SDキャラのアクスタならデスクに10体並べられる」といった声が目立ちます。
作画現場のイラストレーターへの取材でも、興味深い事実が明らかになっています。ある商業イラストレーターは次のように証言しています。
「SNSに等身大の美麗イラストを投稿したときよりも、表情豊かなミニキャラのワンシチュエーションイラストを投稿したときの方が、RT数や保存数が約1.8倍に跳ね上がる傾向があります。ミニキャラは視線誘導が直感的で、スマートフォンのタイムライン上で一瞬で感情が伝わるからです」
このように、デジタル空間における視認性の高さと、シリアスな作品世界を和らげる癒やし効果が、ファンとクリエイター双方を惹きつける原動力になっています。