奈良公園の散策と合わせて楽しみたいのが、奈良ならではの歴史と風土が息づく郷土料理です。観光地の中心にありながら、素材の味を活かした上質な食事処が点在しています。
伝統的な味を求めるなら、名物の「柿の葉寿司」や「大和茶粥」が外せません。塩締めした鯖や鮭を酢飯とともに柿の葉で包んだ柿の葉寿司は、歩き疲れた身体に心地よい爽やかな風味をもたらします。また、ほうじ茶で炊き上げた香ばしい茶粥は、寺院の僧坊から広まったとされる奈良の伝統食であり、胃に優しく朝食や軽めの昼食に最適です。
さらに、夏の暑い時期やのど越しの良い食事を楽しみたいなら、日本最古の手延べ麺とされる「三輪そうめん」を供する食事処がおすすめです。しっかりとしたコシと繊細な喉越しは、一般的なそうめんの概念を覆します。
公園の南側に広がる「ならまち」エリアまで少し足を延ばせば、江戸から明治にかけての町家を改装したお洒落な古民家カフェや隠れ家レストランが軒を連ねています。地元の「大和野菜」をふんだんに使用したランチプレートや、散策途中に味わう本わらび餅、季節の和菓子セットなど、古都の情緒に浸りながら贅沢な休息時間を過ごすことができます。