ネット上のコミュニティや検索サジェストでは、過去のトラブルやコースターの構造に関して様々な噂が交錯しています。ここでは取材と公式発表に基づく正確な事実を整理します。
まず、過去に発生した運行トラブルについてです。サンダードルフィンは2010年12月に走行中のボルト脱落による部品落下事故を受け、長期にわたる運行休止と抜本的な原因究明・構造見直しを行いました。この事態を極めて重く受け止めた運営側は、コース直下への全面的な落下防止ネットの拡充、定期非破壊検査の頻度引き上げ、そして金属疲労モニタリングシステムの強化など、世界水準の安全対策を完了させた上で2013年に運行を再開しました。
現在では、乗車前にポケットの中身(スマートフォン、鍵、コイン等)を完全に空にし、手荷物用ロッカーへ収納すること、さらにはメガネバンドの装着やアクセサリーの取り外しが徹底されています。乗り場のスタッフによる厳格な目視・金属探知確認が行われており、運行の安全性は極めて強固に保たれています。
また、「ビルの穴は後から無理やりくり抜いたのか」という疑問もしばしば聞かれますが、これは都市計画・建築設計の段階からコースターの軌道計算と完全同期して建てられたものです。耐震構造や風圧シミュレーションを綿密に行い、ミリ単位の精度で建築物とコースターレールが共存する設計となっており、日本の高度な土木・建築技術の結晶と言えます。