ハムの最大の魅力は、緊迫した場面でも決して取り乱さず、切れ味鋭いユーモアで空気を和ませる(あるいは凍りつかせる)独特のセリフ回しにあります。劇中で放たれた印象的な名言・セリフを振り返ります。
「おいおい、テレビに近づきすぎると目が悪くなるぞ」
第1作において、テレビの画面にかじりつくレックスに対して放った一言。まるでお父さんのような現実的な注意でありながら、おもちゃがテレビに熱中しているというシュールな構図を際立たせる秀逸なセリフです。
「レーザー光線? ただの赤い豆電球だろ」
自分が本物のスペース・レンジャーだと信じ込んでいたバズ・ライトイヤーの腕のレーザーを冷ややかに一蹴したセリフ。周囲がバズの最新ギミックに圧倒される中、ハムだけは冷静にオモチャの構造を見抜いていました。
「悪のドクター・ポークチョップだ! 命乞いをしても無駄だぞ!」
アンディのごっこ遊びで見せる悪役としての名口上。普段の冷めた態度とは打って変わり、ノリノリで悪の首領を演じきるギャップが、観客に強い印象を与えました。
人間関係においては、特に「レックスとの掛け合い」が作品の清涼剤となっています。純粋すぎて騙されやすいレックスをからかいながらも、移動時は常に隣に寄り添い、ピンチの際には真っ先に手を差し伸べるなど、口の悪さの裏にある確固たる友情が観客の心を打ちます。