東京でチームラボのミュージアムを体験しようとする際、最も多くの人が直面するのが「麻布台のボーダレスと豊洲のプラネッツ、どちらを選ぶべきか」という疑問です。両者は共通のデジタルテクノロジーを用いながらも、体験の根底にある設計思想が根本から異なります。
豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」は、裸足になって水の中を歩くエリアがあるなど、あらかじめ決められた一本の順路を身体感覚を研ぎ澄ませながら進む「水に入るミュージアム」です。一方、麻布台の「チームラボボーダレス」には地図も順路も存在せず、鑑賞者自らが意思を持って広大な迷宮をさまよい、探索し、発見する没入型の構造を採用しています。
作品を鑑賞する所要時間にも大きな差があります。プラネッツは決まったルートを流れるように進むため2時間以内で完結しやすいのに対し、ボーダレスの所要時間は最低でも2時間半、館内のティーハウス「EN TEA HOUSE」での一服や隠し部屋の探索を含めると3時間超を見込んでおくのが理想です。