暴力団のフロント企業(企業舎弟)の運営も巧妙さを増している。建設業、解体業、産廃処理業、さらには人材派遣業や経営コンサルティングまで、その業種は多岐にわたる。これらの企業で働く組員たちは、昼間はスーツを着て「普通のビジネスパーソン」として書類作成や商談をこなす。
また、SNSの監視やアカウントの売買、違法なオンラインカジノの集客なども日常業務の一部だ。スマホ一台で数千万円が動く時代、彼らのデスクワークは深夜まで及ぶことも珍しくない。暴力ではなく、契約書と規約の隙間を突く知識こそが、今の裏社会で最も重宝されるスキルなのだ。