チノパンとは?スラックスとの違いやダサ見え回避の着こなし術を徹底解説

チノパンとは?スラックスとの違いやダサ見え回避の着こなし術を徹底解説

チノパンとは?スラックスとの違いやダサ見え回避の着こなし術を徹底解説の詳細について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

チノパン(Chino pants)とは、主に綿(コットン)で作られた厚手の綾織物「チノ・クロス(Chino cloth)」を用いて仕立てられたトラウザーズ(ズボン)の総称です。ジーンズのような武骨なステッチやリベットが少なく、すっきりとしたスラッシュポケットや玉縁ポケットを備えた仕立てが基本構造となっています。

その歴史は19世紀中頃、英領インドに駐屯していたイギリス軍将校ハリー・ラムズデンが、白い軍服を目立たなくするためにカレー粉や泥、コーヒーなどで黄褐色(カーキ)に染め上げたことに端を発します。その後、1898年の米西戦争においてフィリピン駐屯の米軍が、中国(China)から輸入された頑丈な綿綾織物を軍服に採用したことから「チノ(Chino)」と呼ばれるようになりました。第二次世界大戦後、復員したアメリカの大学生たちが軍支給品のチノパンをキャンパスウェアとして愛用したことで、アイビールックを代表するファッションアイテムとして世界中に定着していった経緯があります。

チノクロスの最大の特徴は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を高密度に織り上げた「綾織り(ツイル)」組織にあります。表面に斜めの畝(うね)が走り、適度なハリとコシを持ちながら、肌触りが滑らかで高い耐久性を誇ります。本来は綿100%の双糸(2本の糸を撚り合わせたもの)で織られていましたが、現在ではポリウレタンを2〜5%混紡したストレッチ素材や、吸汗速乾・形態安定加工を施した合繊ハイブリッド素材が主流となり、日常使いの快適性が飛躍的に向上しています。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。