大阪市西区京町堀1丁目、Osaka Metro四つ橋線「肥後橋駅」から徒歩約6分、「本町駅」からも徒歩約7分という靭本町エリアの落ち着いた街並みの中に、curry家 Gharは静かに佇んでいます。カウンター席とテーブル席を合わせても10席強という小規模な空間ながら、扉を開けると幾重にも重なり合う焙煎スパイスの香気が全身を包み込みます。
創業は2012年7月。店主は日本のインド・パキスタンカレーの金字塔である東京・上野の「デリー(DELHI)」で研鑽を積んだ実力派です。当時の大阪はまさに「大阪スパイスカレー」という一大ムーブメントが爆発的に勃興していた時期でした。しかし、Gharが提供したカレーは、単に見た目の華やかさやトッピングの派手さを競う流行のものとは一線を画していました。
デリー直系のキレ味鋭いスパイス使いと澄んだ辛味、そこに大阪の食文化が求める奥深いコクと素材の旨味を融合させた構造美は、瞬く間に舌の肥えた関西のフーディーたちを虜にしました。オープンから10年以上が経過した現在も、食べログの「カレー 百名店」の常連として君臨し続け、その熱量は衰えるどころか年々加速しています。