「音が鳴らなくなった」「水がかかってから音がくぐもっている」という非常事態において、良かれと思って行った処置が端末に致命傷を与えるケースが後を絶ちません。
もっとも危険なのが、「ドライヤーの温風をスピーカー部分に当てる」「エアダスターを接続端子に噴射する」「爪楊枝や金属ピンで端子内を強くほじくる」という3大NG行為です。スマートフォンの防水パッキンや振動板は熱に弱く、ドライヤーの熱風で容易に変形します。また、高圧のエアーは水分やゴミを基板の奥深くへと押し込んでしまい、ショートの原因を作ります。
万が一、スマホの再起動でも音が直らない場合や水没の疑いがあるときは、以下の手順を厳守してください。
- 通電を避ける:充電ケーブルを絶対に挿さないでください。水分が残っている場合、内部ショートでマザーボードが全損します。
- 水分を吸い取る:乾いたタオルの上にスピーカー口を下に向けて置き、軽くトントンと叩いて水分を排出させます。
- 低周波アプリの活用(軽度の水滴の場合):スピーカーから特定の周波数(約165Hzなど)の音を出して水滴を弾き飛ばす「排水アプリ」やウェブツールを活用するのも有効です。
- 自然乾燥:シリカゲル(乾燥剤)とともにジッパー付き密閉袋に入れ、最低24時間は安静に保ちます。