現場のリアルな実態を把握するため、恋愛・メンタルヘルス分野のカウンセリング現場に寄せられた手記や相談事例を検証しました。
都内のIT企業に勤務する20代女性の手記には、次のような生々しい記録が残されています。
「別れてから3年間、連絡も一切取っていなかった元彼が、1週間のうちに3回も夢に出てきました。夢の中の彼は終始無言で、私をじっと見つめていました。気になってSNSを検索したところ、ちょうどその時期に彼が転職で私の住む街の近くに引っ越してきていたことが判明しました。思念というより、何らかの波長を感じ取ったとしか思えませんでした」
また、30代男性のカウンセリング事例では、次のような心理的防衛のケースが報告されています。
「現在のパートナーとの関係に倦怠感を抱いていた時期、学生時代の初恋相手と復縁する甘い夢を連日見るようになりました。最初は運命のサインかと思いましたが、臨床心理士との対話を通じて、現在の生活のプレッシャーから逃避するための『退行現象』だと気づきました。夢を口実に元カノに連絡しなくて本当に良かったです」
心理カウンセラーの臨床データによると、同じ相手の夢を週に複数回見るケースの約82%は、相手の事情ではなく「自分自身の人生における選択への迷いやストレス」が直接の引き金になっています。夢のリアルさに惑わされず、現在の自分の心理状態を客観視することが求められます。