アナ雪2名曲の謎!不思議な声の正体と歌詞の真意・歌声比較を解剖

アナ雪2名曲の謎!不思議な声の正体と歌詞の真意・歌声比較を解剖

アナ雪2名曲の謎!不思議な声の正体と歌詞の真意・歌声比較を解剖に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

英語タイトルの『Into the Unknown』は、カタカナ読みでは「イントゥ・ジ・アンノウン」と表記され、「未知の世界へ」「未知の領域へ」と直訳されます。日本語吹き替え版では『イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに』という邦題が与えられ、劇団四季などの訳詞でも知られる高橋知伽江氏が見事な日本語詞を構築しました。

原曲の英語歌詞と日本語訳を精読すると、エルサの抱える「大人の責任」と「抑えきれない本能」の激しい衝突が浮き彫りになります。前作の『Let It Go』が「過去の抑圧からの逃走と自己解放」であったのに対し、本作は「手に入れた愛する人々との平穏を壊したくない」という強い防衛機制から始まります。

「I can hear you, but I won't(声は聞こえている、でも従うつもりはない)」「I've had my adventure, I don't need something new(冒険はもう十分、新しいことなんて望んでいない)」と自らに言い聞かせる前半から、曲が進むにつれて「How do I follow you into the unknown?(どうすればあなたを追って未知へ飛び込めるの?)」へと感情が決壊していく構成は、発達心理学における「アイデンティティの再確立プロセス」そのものです。現状維持への執着を手放し、自らのルーツと向き合う覚悟を決めるエルサの心の叫びが、聴く者の胸を強く打ちます。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。