受験生や保護者が最も懸念する要素のひとつが、日々の通学利便性と学生生活の快適性です。現地取材と在学生の口コミ情報から、キャンパスの日常を検証します。
福山市立大学のキャンパスは広島県福山市港町に位置しています。最寄り駅である山陽新幹線・JR山陽本線の福山駅南口から鞆鉄バスまたは中国バスで約10〜15分、「福山市立大学前」停留所で下車すぐの立地です。駅から徒歩で通学する場合、距離は約2キロメートルで所要時間は25分前後となります。在学生の多くは「福山駅から自転車を利用する(約10分)」か、バス通学を選択しています。平坦な地形のため自転車通学のハードルは低いものの、悪天候時や酷暑期にはバスダイヤに依存することになります。
施設面では、2011年開学という新しさから校舎や講義室、情報端末室は非常に近代的で清潔に保たれています。在学生の口コミからは次のような生の声が寄せられています。
「大規模総合大学のような広大な敷地や華やかなサークル棟はありませんが、図書館の学習ブースやラウンジは静かで集中しやすい。何より教職員との距離が物理的にも心理的にも近く、研究室へ気軽に質問に行ける環境は大手私立にはない魅力です」(都市経営学部在学生の手記より)
一方、ネガティブな指摘として「学食の座席数がピーク時に不足気味になる」「キャンパスがコンパクトなため、他学類の学生と顔なじみになりやすく、良くも悪くも高校の延長のような濃密なコミュニティになる」という意見も見られます。閉鎖的な環境を嫌う学生にとっては窮屈に映る側面もある反面、手厚いメンターシップを求める学生には理想的な規模感といえます。