アニメシリーズのなかでも屈指の密度を誇る本作を追うにあたり、まず把握しておくべきは放送フォーマットと原作との対照関係です。検索市場でも「進撃の巨人 Season3 何話まで放送されたのか」「進撃の巨人3期原作何巻から読めばよいのか」という疑問は絶えません。公式発表および放送記録を紐解くと、Season 3はNHK総合にて2部構成の変則クールで放映されました。
放送の内訳は、2018年7月から10月にかけて放送されたPart 1(第38話〜第49話)の全12話、そして半年間の充電期間を経て2019年4月から7月に放送されたPart 2(第50話〜第59話)の全10話、合計全22話という骨太な構成です。原作コミックスとの対応範囲は、第13巻第51話の壁内陰謀の萌芽から、第22巻第90話の「海」へ到達するエピソードまでを極めて精緻に描き切っています。
作品を彩る音楽面においても、これまでのシリーズとは一線を画す挑戦的な試みがなされました。ファンの間でいまなお語り継がれる進撃の巨人3期主題歌一覧を整理すると、作劇のテーマ性と美しく共鳴していたことが浮き彫りになります。
- Part 1 オープニングテーマ:「Red Swan」(YOSHIKI feat. HYDE)
従来のLinked Horizonによる勇壮な戦闘讃歌から一転、運命に翻弄される少年少女の繊細な心理と悲劇性をエモーショナルに歌い上げ、国内外に鮮烈な衝撃を与えました。 - Part 1 エンディングテーマ:「暁の鎮魂歌」(Linked Horizon)
儚くも重厚な祈りを込めた名曲であり、後に明かされる物語の核心を暗示する深遠なトラックです。 - Part 2 オープニングテーマ:「憧憬と屍の道」(Linked Horizon)
歴代の主題歌のモチーフを随所に織り交ぜ、シガンシナ区決戦に臨む調査兵団の覚悟と犠牲の歴史を集大成として結実させました。 - Part 2 エンディングテーマ:「Name of Love」(cinema staff)
激戦を駆け抜けたエレン、ミカサ、アルミンたちの幼少期の無垢な記憶を想起させ、切なさを際立たせるミディアムバラードです。