焼き鳥店を訪れた際、「ハツモト」「つなぎ」「カン」といった似たような部位名を目にして混乱した経験はないでしょうか。結論から言えば、これらは基本的にすべて同一、あるいはほぼ同じ部位を指す別名です。地域ごとの食文化や店舗のこだわりによって呼称が使い分けられています。
それぞれの別名には、部位の捉え方による明確な視点の違いが存在します。心臓の根元に着目した呼称が「ハツモト(心元)」であり、心臓(ハツ)と肝臓(レバー)をつなぐ管である点に着目したものが「つなぎ」です。また、管状の形状そのものを指して「カン(管)」や「ハツヒモ」と呼ぶ職人も存在します。こころのこりハツモト違いについて疑問を抱く利用者は多いものの、本質的な肉の出どころは同じ大動脈周辺の組織です。
ただし、店舗によっては「ハツモト」を心臓上部の筋膜寄り、「つなぎ」をレバーと連結していた血管主体として細分化し、串打ちの比率を変えている職人気質の店も存在します。以下の比較表で、内臓系希少部位の構造と立ち位置を整理しました。
このようにこころのこりつなぎカン別名の整理を進めると、呼称の差異はあれど、本質的には「鶏の生命力を凝縮した血管と脂のコンビネーション」を楽しんでいることが分かります。なお、「あぶらつぼ」は時折ハツモトと混同されますが、解剖学的には尾脂腺であり全く異なる部位ですので識別が必要です。