Q1:キタサンブラック自身は長距離馬だったのに、なぜ産駒は中距離で世界一になれたのですか?
A1:キタサンブラックの強さの本質は「長距離の持久力」ではなく「速いラップを維持し続けるスピード持続力」でした。母父サクラバクシンオーから受け継いだ柔軟なスピード能力が、父ブラックタイドの中長距離スタミナと合致したことで、現代の主流条件である芝1800m〜2400mで最も威力を発揮する筋肉構造と心肺機能が産駒へ伝わっているためです。
Q2:全兄ディープインパクトと兄ブラックタイドの血統的な違いは何ですか?
A2:血統構成は全く同じ(父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア)ですが、馬体への遺伝発現が異なりました。ディープインパクトはサンデーサイレンスの小柄で鋭利な瞬発力を色濃く継いだのに対し、ブラックタイドは母系の欧州的な重厚さや骨太の雄大な骨格を受け継ぎました。キタサンブラックはその雄大な骨格とタフネスを継承しています。
Q3:キタサンブラック産駒はダートでも活躍できますか?
A3:十分に活躍可能です。ウィルソンテソーロがJBCクラシック制覇やチャンピオンズカップなどでトップクラスの実績を残している通り、500kgを超える大型の骨格と強靭なパワーはダート中距離にも高い適性を示します。芝専用のスピード血統にとどまらない底力を持っています。