ネット上で長年囁かれてきた「パソナには要人をもてなすための特別な美女部隊=接待要員が存在する」という言説について、その実態と虚構を切り分けなければなりません。
週刊誌の取材記事や元社員の手記・証言を精査すると、パソナ社内に「接待要員」という職種や辞令が存在した事実は確認されていません。しかし、火のないところに煙は立ちません。実態として存在したのは、社内の秘書室や広報部、あるいは営業部門から、容姿端麗でコミュニケーション能力の高い若手女性社員が選抜され、仁風林でのパーティー運営に駆り出されていたという構図です。
彼女たちの主な役割は、受付、ゲストへの給仕、テーブルごとの歓談のアシスト、料理やワインの説明といった正統なアテンド業務でした。当時の特番報道や雑誌の取材に対し、出席したある関係者は「一流ホテルのレセプションのように洗練されたもてなしだった」と語る一方、別の参加者からは「若い女性社員が隣に座ってお酒をつぎ、個人的な連絡先を聞かれる光景も日常茶飯事だった」という証言も残されています。
業務命令としてプライベートな会食の場に立たされた女性社員たちの存在が、週刊誌の「サロンガール」「おもてなし要員」といった過激な見出しによって拡散され、ネット掲示板やSNSを通じて「違法な性接待を行っているのではないか」という極端な憶測へと歪曲されていったのが事の真相です。