2026年3月に83歳の誕生日を迎えた加藤茶。近年、SNSや一部のネットコミュニティでは「テレビ出演時の動作が緩慢」「ろれつが回っていない」といった切り抜き動画が拡散され、重病説や寝たきり説がまことしやかに囁かれる局面もありました。しかし、現場の取材関係者や近年の密着番組が映し出す姿は、そうした憶測を真っ向から覆すものです。
現在の加藤茶は、足腰の年齢相応な衰えはあるものの、日常生活を自立して送り、大舞台でのコントやトークを軽快にこなす健康状態を維持しています。所属事務所の公式発表や本人が出演したトーク番組での発言によると、毎日の規則正しいウォーキングとリハビリを欠かさず、舞台前には発声練習や台本の読み込みを精力的にこなしているといいます。
彼が過去に経験した最大の危機は、2006年に発症したStanford A型大動脈解離でした。10時間に及ぶ大手術で一命を取り留めたものの、その後2014年頃には手足の激しい震えや表情の硬直に見舞われ、「パーキンソン病を発症したのではないか」と全国的な騒動に発展しました。だが、のちに主治医らの精密検査によって判明した真相は、病気そのものではなく複数の処方薬が引き起こした「薬剤性パーキンソン症候群」でした。処方薬の劇的な見直しと減塩食による体質改善が功を奏し、数年をかけて驚異的な回復を遂げたのです。