特別な高級器具を購入せずとも、身近な日用品を組み合わせることで「上から下への方向性凍結」を再現できます。ここでは、ダイソーのシリコン製丸型製氷器と、保温性のある広口ステンレスボトル(水筒)やタオルを用いた実践的手順を解説します。
【用意するもの】
- ダイソーまたはセリアの「球体製氷器(1個または2個連結タイプ)」
- 製氷器がすっぽり収まるサイズの「広口ステンレス水筒」または「小型クーラーボックス」
- 水道水(浄水器を通した水、または一度煮沸して冷ました湯)
- 断熱用タオル(水筒が入らない場合の代替用)
【作成手順】
- 水筒に水を注ぐ:広口水筒の内部に、全体の7〜8分目まで水を入れます。
- 製氷器に水を満たして水筒に沈める:丸氷の型に水をあふれる直前まで注ぎ、底面に小さな穴(不純物を下へ逃がす穴)が空いていることを確認して、水筒の水の中に上向きにゆっくりと沈めます。このとき、製氷器の上部だけが水面付近に露出し、周囲と底部は水筒の真空断熱層で守られた状態を作ります。
- 水筒のフタは開けたまま冷凍庫へ:水筒のフタを閉めず、上部だけが冷凍庫の冷気に直接触れるように配置します。冷気は上からしか入らないため、氷は上から下へと極めてゆっくり成長していきます。
- 16〜20時間じっくり凍らせる:急冷を避け、冷凍庫の設定は「中」または「弱」にします。下部に不純物と気泡が集まった未凍結の水が残っている段階(約18時間後)で取り出します。
- 型から外して下部の余剰氷を削ぎ落とす:型を取り出すと、球体の部分は澄み切ったクリスタル状に仕上がり、余分な不純物は水筒内部の下部へと排出されています。
水筒のサイズが合わない場合は、丸型製氷器の側面と底面をフェイスタオルで3重〜4重に巻き、輪ゴムで固定して上部のみを露出させる方法でも同様の断熱効果が得られます。