主題歌を歌った麻倉未稀 現在の姿に注目が集まっています。卓越した歌唱力で80年代を駆け抜けた彼女ですが、その人生は平坦なものではありませんでした。
麻倉さんは2017年4月、テレビ番組の医療企画で受診した人間ドックをきっかけに、左胸に乳がん(ステージ2A)が発見されました。当時の手記やインタビューによると、医師から告知を受けた際、最初に頭をよぎったのは「もう大好きな歌が歌えなくなるのではないか」「声帯や肺活量に影響が出るのではないか」という激しい恐怖だったと告白しています。
しかし彼女は逃げ出すことなく、同年5月に左乳房全摘出および同時再建手術を決断。手術からわずか数週間後にはステージへ復帰し、痛みをこらえながらマイクを握り締めました。自らががんサバイバーとなったことで、麻倉さんは「歌を通じて人の命を救いたい」という新たな使命を見出します。
その後、乳がんの早期発見・早期治療を啓発する「ピンクリボン運動」に深く携わり、医療従事者や患者を支援するチャリティコンサートを主催。2026年代以降も精力的にライブツアーを開催し、デビュー40周年を経て2026年の現在も現役バリバリのヴォーカリストとして圧巻のステージを披露しています。
SNSやファンのコミュニティでは、近年のステージを観劇した観客から「60代を迎えてなお、声の伸びとハイトーンの太さが全く衰えていない」「病を乗り越えたことで、『ヒーロー』の歌詞にある“愛は奇跡を信じる力よ”というフレーズの説得力が何倍にも増して涙が止まらなかった」といった感動の声が数多く寄せられています。過酷な現実と戦い続ける彼女自身の生き様そのものが、まさに『ヒーロー』の体現者となっているのです。