戦闘の熱気が冷めやらぬ花の都の地下室にて、物語の根幹を揺るがす歴史的機密が明かされました。天狗のお面を被り刀鍛冶として過ごしていた天狗山飛徹の正体が、光月おでんの実父であり先代ワノ国将軍・光月スキヤキ本人であることが判明したのです。
自らの政治的失策によって黒炭オロチに国を奪われた罪悪感から、素性を隠し生きてきたスキヤキ。彼がニコ・ロビンに対して語った言葉は、アラバスタ編以来長年追われてきた最大の謎に対する決定打でした。
「この国にあるのだ ロビン……古代兵器『プルトン』」
アラバスタの歴史の本文(ポーネグリフ)に記されていたプルトンの在処は、砂漠の王国ではなく、不可侵の要塞国家ワノ国でした。スキヤキの説明によると、ワノ国はかつて平地だった島を取り囲む巨大な壁によって雨水が溜まり、海中に沈んだ旧ワノ国の上に現在の都市が築かれている多層構造となっています。そして、その旧ワノ国のさらに地下深くに古代兵器プルトンが封印されているのです。
コミュニティやSNS上の考察班の間では、「なぜワノ国を開国することが世界を揺るがすのか」という長年の疑問が一気に氷解した瞬間として歓喜の声が上がりました。光月おでんが目指し、モモの助が下した「開国の延期」という決断は、物理的に外壁を破壊してプルトンを解放することと同義だったわけです。世界が適切な変革の時を迎えるまで、兵器の流出を食い止める防波堤としての役割をワノ国が担っていたことが証明されました。