ヘアピンを何本も挿すと頭皮が痛くなったり、時間の経過とともにピンが浮いてきたりするトラブルが多発します。ここでは、ピン留め工程を排除した再現性の高い4大スタイルの手順を解説します。
1. 結び目隠しローポニーテール(所要時間:1分30秒)
低めの位置で1本に束ねるローポニーは、結び目の隠し方ひとつで洗練度が劇的に変わります。
① バームを馴染ませた後、襟足のやや上あたりで髪を1つにまとめ、シリコンゴムでしっかりと結びます。
② 結んだ毛束の下側から少量の毛束(小指の太さ程度)を取り、ゴムの周りに巻き付けます。
③ 巻き終わりの毛先を、結び目のゴムの中に上から下へグッと挟み込んで固定します(ピン不要)。
④ 耳の上側を髪で「3分の1程度」覆うようにサイドの髪を少し引き下げ、トップの毛を細かく引き出して立体感を作ります。
2. 連続くるりんぱの時短ハーフアップ(所要時間:2分)
ハーフアップが割れて地肌が見えてしまう失敗を防ぐには、斜め下の角度で通すのが鉄則です。
① ハチ上の髪を後ろで束ねてゴムで結び、結び目の真ん中に上から毛束を通す「くるりんぱ」を行います。
② 結び目を片手で押さえ、ねじれた部分の毛束を外側に向かって少量ずつつまみ引き出します。
③ 耳上のサイドの髪を取り、先ほどの結び目のすぐ下で同様に結んで再度くるりんぱを通します。
④ 2つの結び目が重なることでゴムが自然に隠れ、編み込みのような奥行きが完成します。
3. 不器用向け!折り返しお団子ヘア(所要時間:2分30秒)
毛先を巻き付ける従来のお団子はピンが必要ですが、「折り返し結び」ならゴム1本でホールド可能です。
① 髪を後ろの低い位置でまとめ、ゴムで結ぶ最後の輪に毛束をすべて通し切らず、輪っか状のお団子を残した状態で止めます。
② 残った毛先を結び目のゴムにぐるりと巻き付け、最後の毛先をゴムに挟み込みます。
③ 輪っか部分のお団子を左右に優しく割いてボリュームを出し、後頭部の毛束を少し引き出して丸みを作ります。
4. 結婚式・オケージョン対応セルフアレンジ(所要時間:3分30秒)
サロン帰りのようなギブソンタック風スタイルも、くるりんぱの空洞を活用すればセルフで完結します。
① 全体を低めの位置でゆるめに結び、1回くるりんぱをします。
② 垂れ下がった毛先をくるりんぱで作った「くぼみ(ポケット)」の中へ、下から上に向かってくるくると丸め込みます。
③ すべて入れ込んだら、上からデザイン付きのヘアクリップ(バレッタやヘアカフ)をゴムの結び目を挟むように装着し、固定します。