Q1:ニュウドウカジカとブロブフィッシュは全く同じ魚ですか?
A1:広義には同じウラナイカジカ科の深海魚を指しますが、厳密には種が異なります。海外で「ブロブフィッシュ」として知られるのは主にオーストラリア近海産の種(Psychrolutes microporosなど)であり、日本近海や北太平洋に生息する大型種が和名「ニュウドウカジカ(Psychrolutes phrictus)」です。生態や減圧による崩壊メカニズムはほぼ共通しています。
Q2:ニュウドウカジカを生きたまま日本の水族館で見ることはできますか?
A2:常設の生体展示を見ることは極めて困難です。水深1,000m前後の水圧と低水温を保つ必要があるため、長期間生かし続ける技術的ハードルが非常に高いためです。沼津港深海水族館などで引き揚げ直後の個体が臨時展示された事例はありますが、基本的には冷凍標本や液浸標本、または超高精細な模型での展示となります。
Q3:ニュウドウカジカを調理して美味しく食べる方法は本当にないのですか?
A3:毒はありませんが、美味しく食べるのは極めて困難です。身の90%近くが水分とゼラチン質で構成されているため、加熱すると身が溶け出して縮んでしまい、刺身でも旨味成分がほとんどありません。過酷な深海で筋肉を削ぎ落として浮力を得た結果、人間にとって有用な食用肉としての性質を失っています。