「ペットショップで売れ残った子犬はどこへ行くのか」という疑問も、里親希望者から頻繁に寄せられます。動物愛護管理法の改正により、売れ残ったからといって安易に自治体保健所が引き取ることは法的に拒否されるようになりました。
現在、道内のペットショップで月齢が進んだ生体は、系列の他店舗への移動や大幅な値下げ販売が行われるほか、提携する動物保護シェルターへ引き渡されるケースが増加しています。また、繁殖犬としての役目を終えた「繁殖引退犬」の譲渡も活発化しています。
例えば、石狩郡当別町太美町で活動する「PAW ROOM」のように、過酷な繁殖環境から引退した犬や猫たちを受け入れ、心身のケアを施した上で温かな里親へと繋ぐ施設が存在します。こうした場所から迎える犬たちの多くは2歳〜6歳前後の成犬ですが、トイレトレーニングや社会化が進んでおり、子犬特有の過密なケア(1日数回の給餌や夜鳴き対応)を必要としないため、共働き世帯やシニア層にとって相性の良いパートナーとなる事例が数多く見られます。