グルメサイト「Retty」で三つ星人気店に選定され、「食べログ」でも難波エリア屈指の高評価を維持し続ける「魚屋ひでぞう 難波店」。電話をかけても「満席」と断られるケースが後を絶ちません。魚屋ひでぞうの予約取れない理由を探ると、単なるブームにとどまらない強固なビジネスモデルと市場構造が浮かび上がってきます。
最大の強みは、運営元が大阪市中央卸売市場東部市場の仲買権利を保有している点にあります。同店は単なる一居酒屋ではなく、関西一円の飲食店や鮮魚店100店舗以上に魚介を卸す本格的な魚問屋です。毎朝のセリで買い付けた最上級の魚介を中間マージンなしで自社店舗へ直送できるため、高級割烹と同等ランクの鮮魚を大衆酒場価格で提供できます。
難波千日前の好立地にありながら、客席数は約40席前後と決して大規模ではありません。「一流の鮮魚を日常使いの価格で楽しみたい」という地元客、舌の肥えた食通、さらには国内外からの観光客が集中するため、需要が供給席数を恒常的に上回り続けています。