日本航空(JAL)の新時代を牽引する鳥取三津子(とっとり・みつこ)社長は、1964年12月生まれ。長崎県にある活水女子短期大学英文科を卒業後、1985年に東亜国内航空(のちの日本エアシステム=JAS)へ客室乗務員として入社しました。2002年のJALとJASの経営統合を経験し、現場の最前線でフライトを重ねながらキャリアを積み上げてきた叩き上げのリーダーです。
公式発表資料および記者会見の記録によると、彼女のキャリアの転換点は客室安全への特化にありました。客室乗務員としての実務だけでなく、客室安全推進部でのマネジメントを歴任。2026年に執行役員客室本部長、2026年には代表権を持つ専務執行役員(グループ最高安全責任者=CSO兼カスタマーエクスペリエンス本部長)へと昇格しました。そして2026年4月、JAL社長への就任が実現したのです。
大手航空会社において「CA出身」「短大卒」「被統合エアライン(JAS)出身」という3つの属性を持つトップの誕生は極めて異例であり、当時の就任記者会見で本人が語った「安全運航はJALグループの基盤であり、私自身の原点」という言葉は、メディアや航空業界に大きなインパクトを与えました。