多くの生活者が最も気をもんでいるのが、「この記録的な猛暑はいつ収束するのか」という出口の見通しです。連日のように35℃以上の猛暑日や40℃に迫る酷暑が続くと、心身ともに消耗戦を強いられます。
気象庁が発表した最新の3か月予報および暖候期予報によると、東日本および西日本を中心に、8月中旬から下旬にかけてが暑さの最大ピークになると予測されています。太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強まることで、晴天が続いて強烈な日差しが地表を熱し、東京都心や内陸の盆地部では観測史上最高気温に迫る日が頻発する推移を見せています。
ただし、日本気象協会(tenki.jp)の気象予報士・白石圭子氏が分析するように、今年の夏は一気に梅雨明けしてノンストップで猛暑が継続した前年とは様相が異なります。2026年は大気の状態が不安定になりやすく、局地的な雷雨や台風の接近によって一時的に気温が下がるタイミングが周期的に挟まる傾向があります。すなわち、「強烈な猛暑日は頻発するものの、同一の酷暑が一進一退を繰り返す」という特徴を持っています。
気になる秋口の動向ですが、気象庁の予報資料および災害アーカイブデータによれば、9月の気温傾向は「東日本・西日本で平年並み、またはやや高め」に落ち着く確率が約40〜50%と見込まれています。前年のように10月近くまで記録的な真夏日が居座るリスクは比較的低く、9月中旬以降は秋雨前線の南下とともに厳しい残暑は次第に和らぐ見通しです。ただし、ウェザーニューズが発表した「夏の小売需要傾向2026」でも指摘されている通り、9月前半までは一時的に最高気温35℃以上の猛暑日がぶり返す可能性が残されており、秋の気配を感じるまでは油断ができません。