初夏の段階からメディアやSNSで持ちきりとなっていたのが、「2026年の夏は過去最高気温を更新するのか」という疑問でした。気象庁の2026年長期予報および最新の3か月予報を検証すると、気温の推移は「全国的に平年より高い」という水準を優に超え、危険な極端気象の様相を呈していました。
結論から言えば、2026年夏(6月〜8月)の全国平均気温は、記録的な高温となった2026年や2026年に次ぐ観測史上歴代5位にランクインしました。全期間の平均値という統計指標だけで見れば「首位更新」には至らなかったものの、日最高気温40℃以上を観測するいわゆる「酷暑日」の頻度という点において、過去のいかなる夏をも凌駕する事態が生じています。
日本気象協会の気象予報士・瀬田繭美氏は、2026年3月25日の早期見通しにおいて「全国の延べ7〜14地点で40℃以上の酷暑日が予想される」と警鐘を鳴らし、さらに6月30日の改定予測でも「梅雨明け後や台風接近時には40℃超えが頻発する」と警告していました。しかし、実際に蓋を開けてみれば、夏本番を終えた集計時点で酷暑日の観測地点は延べ36地点に達し、観測史上最多を大幅に塗り替える結果となったのです。平均気温の順位というマクロな数字の陰で、局地的な極限熱波が日本列島を繰り返し直撃していた事実が浮き彫りになりました。