Q1:主人公・坂東すみれのモデルとなったファミリアの創業者・坂野惇子さんはどんな人でしたか?
A1:レナウン創業者・佐々木八十八の三女として神戸の豪邸で育った本物のお嬢様でした。終戦直後の困窮期に、幼なじみら女性4人でベビー服の製造販売をスタート。「母親の目線で作られた、子どもの肌に本当に優しい製品」を追求し、日本初の高級子供服ブランドとして皇室御用達にまで育て上げた情熱的なパイオニアです。
Q2:『べっぴんさん』の評判で「暗い」「イライラする」と言われたのはなぜですか?
A2:ヒロインのすみれが感情を声高に叫ばず、内省的で静かな性格設定だったことや、後半で一人娘のさくらが思春期に非行へ走るなど、家庭内のリアルで重苦しい葛藤が長期間にわたって描かれたためです。従来の明るく元気な朝ドラヒロインを求めていた視聴者層との間で期待のギャップが生じました。
Q3:ドラマのタイトル『べっぴんさん』にはどんな意味が込められていますか?
A3:一般的に使われる「別嬪(美しい女性)」という意味だけでなく、江戸時代からの語源である「別品(特別に良い品、極上品)」という二重の意味が込められています。劇中では、ヒロインたちが愛情と技術を込めて作り上げる子ども服や肌着そのものを指し、母の愛を形にした特別な品であることを象徴しています。