ノンシュガー飴を常食しているにもかかわらず体重が減らない、あるいは微増してしまう最大の要因は、日本の食品表示基準における「ノンシュガー(糖類ゼロ)」の定義と消費者の認識のズレにあります。
健康増進法に基づく食品表示基準において、「糖類」とは単糖類(ブドウ糖、果糖など)および二糖類(砂糖、麦芽糖、乳糖など)のみを指します。つまり、砂糖を一切使っていなくても、還元水飴、マルチトール、ソルビトール、キシリトールといった「糖アルコール(糖質の一種)」を使用していれば、合法的に「ノンシュガー」「シュガーレス」「糖類ゼロ」と表記できます。
ここで見落とされがちなのが、糖アルコールの熱量です。砂糖のカロリーが1gあたり約4kcalであるのに対し、還元水飴やマルチトールは約2〜3kcalのエネルギーを持ちます。一般的なノンシュガーキャンディ1袋(約70g〜80g)を丸ごと消費した場合、摂取カロリーは約150kcal〜200kcalに達し、これは茶碗半分以上のご飯やロールパン1個分に相当します。
「糖類ゼロだから安全」という油断から、1日1袋ペースで舐め続ければ、純粋なカロリーオーバーによって体脂肪として蓄積されます。これがノンシュガー飴で太る理由の第一の真実です。