膝の赤みやかゆみは一体なぜ引き起こされるのか。ネット上の膝の皮膚疾患一覧画像と自身の患部を見比べる際、最も注視すべきは「発疹の形状」「境界線の明瞭さ」「皮膚表面のテクスチャー(乾燥・皮剥け・水ぶくれ)」の3点です。単なる一時的なかぶれなのか、慢性的な炎症性疾患なのかは、外見上の細かなサインに表れます。
最も頻度の高い疾患群を臨床的特徴から照合していきましょう。
まず、膝頭などの突出部に好発し、境界がはっきりした紅斑の上に銀白色の厚いフケのような皮膚片(鱗屑)が付着している場合、膝の尋常性乾癬初期症状が強く疑われます。乾癬は表皮細胞のターンオーバーが通常の約10倍の速さで異常増殖する自己免疫関連の病態であり、約7割の症例でかゆみを伴いますが、アトピーほど激烈ではないことも鑑別の手がかりとなります。
一方、強いかゆみとともにジュクジュクした赤みや細かな丘疹が混在し、患部がコイン(貨幣)のように円形・楕円形に広がるケースは、膝貨幣状湿疹詳細まとめでも頻繁に取り上げられる典型例です。乾燥による皮膚バリアの崩壊や、虫刺され・掻き傷からの細菌感染が引き金となって発症し、下肢に好発して強い難治性を示します。
さらに、毛穴に一致して茶褐色や赤色の硬いブツブツが無数に広がり、触るとザラザラ・サメ肌のような感触があるものの、かゆみをほとんど感じない場合は膝の毛孔性苔癬写真に見られる角化異常が合致します。十代から二十代の若年層に多く、二の腕や太ももだけでなく膝周辺に及ぶことも珍しくありません。