アメリカの学校の様子を徹底解剖!日本との違いや時間割・治安のリアル

アメリカの学校の様子を徹底解剖!日本との違いや時間割・治安のリアル

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日本人が現地の学校に足を踏み入れた際、最初に直面する決定的な違和感は「共同体意識」に対する価値観の相違です。日本の学校現場では「同じ学級で1年間を共に過ごし、掃除や給食当番を通じて連帯感を育む」ことが教育の根幹に置かれます。対してアメリカの公立・私立学校では、小学校中学年やミドルスクール(中学校)以降、固定のクラス(組)という概念そのものが事実上存在しません。

生徒一人ひとりが自分の習熟度や進路に合わせて個別の時間割を持ち、授業ごとに担当教員の教室へ移動します。このため「クラスメイト全員と毎日顔を合わせる」という感覚は薄く、人間関係は極めて流動的です。さらに日本でおなじみの「生徒全員による毎日の教室掃除」や「日直制度」もありません。学校施設の清掃はプロの用務員(Janitor)が担当する独立した業務であり、児童・生徒に労務を提供させることは教育的責任の逸脱とみなされる傾向にあります。

現地で生活する日本人保護者の手記には、「登校初日、担任の先生に『よろしくお願いします』と挨拶に行ったら、教科ごとに先生が違うため『私の担当授業以外は把握していない』と返されて面食らった」という体験談が頻繁に見られます。学校は集団生活の規律を学ぶ場である以上に、「個々の学習機会を提供する公共サービス機関」としてドライに機能しているのが大きな相違点です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。