魅力的な側面が多い一方で、定住にあたって必ず検証すべき「構造的リスク」と「生活上の注意点」が存在します。ネット上の美辞麗句だけで判断せず、現地特性を冷静に把握しておく必要があります。
最優先で確認すべきは、児玉郡上里町のハザードマップです。町の北端を流れる神流川(かんながわ)や、利根川水系の河川氾濫時における浸水想定区域が指定されています。過去の記録的豪雨時における排水状況や、建設予定地が微高地・平坦地のどちらに位置するのか、ハザードマップで浸水想定深をミリ単位で確認しておく作業は必須です。
また、都市型生活に慣れた人が直面するギャップとして「完全な車社会であること」が挙げられます。駅近物件であっても、日常の買い出しや子どもの習い事の送迎、医療機関への通院には自家用車が不可欠です。世帯で大人1人につき車1台を保有するライフスタイルが基本となるため、車両の維持費や保険料をあらかじめ家計シミュレーションに組み込んでおく必要があります。