カン・ヒョンチョル監督が手掛けた2011年の韓国オリジナル版は、80年代の民主化運動という激動の社会情勢を背後に敷いていた。一方、大根仁監督による日本版は、90年代のコギャルカルチャーへと舞台を移し替えた。この大胆な翻案が見事に成功した背景には、両国に共通する「友情と時代の交差点」という普遍的なテーマが存在する。
日本版で描かれたルーズソックスやカラオケボックスでの密な時間は、当時の少女たちにとっての戦場であり、聖域だった。国や背景が異なっても、仲間とともに駆け抜けた刹那の輝きは等しく美しい。観客はスクリーンに自分自身の過去を重ね合わせ、忘れていたあの頃の感情を揺さぶられるのだ。