現地取材や関係者の証言から見えてきたのは、グラブに対する徹底的な「重心設計」へのこだわりだ。メジャー移籍以降、過酷な登板間隔やタフなボールに対応するため、2026年最新仕様のギアにはさらなるミリ単位の微調整が加えられた。彼が長年グラブに求めるのは、ボールを覆い隠す大きさや軽量感だけではない。
投手用グラブとして特筆すべきは、手首の自由度を保ちながら体幹の力を指先にロスなく伝える特殊構造だ。一般的なグラブとは異なり、指入れ部分の角度やウェブ(網)の柔軟性が絶妙にコントロールされている。これにより、投球時の左腕(引き手)の引き込み動作が自然に行われ、体の軸がぶれることなく力強い球を投げ込むことが可能となるのだ。