実際に日本大学文理学部世田谷キャンパスで開催される記録会に出場した競技者や、現場を視察したランナーの声を集約すると、公認トラックならではのメリットと大学キャンパス特有の留意点が浮き彫りになります。
ポジティブな意見として最も目立つのは、トラック表面のコンディションの良さです。大学のトップアスリートが日常的に管理・使用しているため、走路の摩耗やひび割れ、継ぎ目の浮き上がりが極めて少なく、「脚への負担が少なくスピードに乗せやすい」という声が多く聞かれます。また、更衣エリアや招集場所の導線がコンパクトにまとまっており、ウォーミングアップからレース本番への移行がスムーズである点も評価されています。
一方で、大学施設ならではの注意点として以下のリアルな現場事情が挙げられます。
- 住宅街に隣接しているための音響制限:周辺は静穏な世田谷の住宅街であるため、大音量のピストル音やマイクアナウンスには配慮がなされています。応援時の鳴り物(メガホンや太鼓)は原則禁止です。
- キャンパス内での滞在エリア制限:競技会開催時であっても、学術研究棟や通常講義エリアへの無断立ち入りは厳禁。定められた控室や観覧スペースを守るマナーが強く求められます。
- スパイクピンの規格遵守:全天候型ブルートラックを保護するため、平行ピン(オールウェザー専用ピン)の長さ(通常5mm〜7mm、種目別規定あり)のチェックが招集所で厳密に行われます。