熱心なファンの間では、今回の映像化以前に模型雑誌の企画『S.I.C. HERO SAGA』で発表された「SIC レンゲル キングフォーム」の存在が有名でした。しかし、今回の『アウトサイダーズ』版と過去のS.I.C.版には明確なコンセプトの違いが存在します。
安藤賢司氏がデザインを手掛けたS.I.C.版は、禍々しい巨大な角と有機的なアンデッドの生体パーツが前面に押し出され、「スパイダーアンデッドの邪念に呑まれた異形の怪物」というダークなIFストーリーを色濃く反映した造形でした。
一方で、2024年の『仮面ライダーアウトサイダーズ』で制作された実写スーツは、ライダーシステムとしての兵器美と王者の品格を追求した「正統なる王の鎧」としてデザインされています。アンデッドの力を借りつつも人間としての気高さを失わない睦月の成長を体現したデザインとなっており、この解釈の違いこそがファンを納得させた最大の要因です。