本作のリアリティと温もりを支えているのが、脇を固めるバイプレイヤーたちの確かな演技力です。ここでは主要レギュラー陣のプロフィールと、近年の活躍について深掘りします。
「逢楽」の大将役:野添義弘(のぞえ よしひろ)
ワカコが暖簾をくぐると「いらっしゃい!」と包容力あふれる笑顔で迎える大将を演じるのは、名バイプレイヤーの野添義弘です。劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)創立メンバーの一人であり、舞台で培った圧倒的な存在感を誇ります。
NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』における安達盛長役で全国的な知名度をさらに高めた後も、映像・舞台を問わず第一線で活躍を継続。ドラマ『ワカコ酒』で見せる見事な包丁さばきと料理人の所作は、長年の経験に裏打ちされた職人技そのものです。
「逢楽」の従業員・青柳役:鎌苅健太(かまかり けんた)
厨房とホールを小気味よく動き回り、大将と息の合ったコンビネーションを見せる青柳役は鎌苅健太が好演しています。ミュージカル『テニスの王子様』の宍戸亮役などで2.5次元舞台のトップランナーとしてブレイクした経歴を持ちます。
近年はストレートプレイや現代劇、映像作品への出演を重ね、渋みと親しみやすさを兼ね備えた実力派俳優へと進化。私生活での父親としての充実ぶりも相まって、包容力のある店員像をナチュラルに体現しています。
職場の先輩・みぃさん役:山田キヌヲ(やまだ きぬを)
ワカコの良き理解者であり、時に鋭く、時に優しく寄り添う同僚「みぃさん」を演じるのは山田キヌヲです。映画『悪人』『告白』をはじめ、数々の映画・ドラマで爪痕を残してきたインディペンデント映画界のミューズでもあります。
みぃさんの「結婚や将来に悩みつつも、自分のペースで人生を楽しむ等身大の女性像」は、山田キヌヲの繊細な心理描写によって命を吹き込まれ、多くの女性視聴者から支持を集めています。
職場の同僚・アベちゃん役:渡部瑞貴(わたなべ みずき)
ワカコやみぃさんの後輩として、職場の空気を明るくするアベちゃん役の渡部瑞貴は、モデル出身ならではの透明感と自然体の演技でシリーズに欠かせないスパイスとなっています。