メディアやSNSを騒がせている歌舞伎町コンカフェの摘発ラッシュ。その背景には、カフェの皮を被った実質的な無許可ガールズバー・キャバクラ営業の横行があります。多くの店舗は「飲食店」や「深夜酒類提供飲食店」として届出を出していますが、実際にはキャストが客の隣に座って談笑したり、ゲームやお酒を一緒に楽しむ「接待行為」を行っていました。これらは風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)第1号許可が必要な行為であり、無許可営業は明確な違法行為にあたります。
さらに取り締まりが強化された決定打が、未成年者の深夜労働・飲酒と悪質な客引き行為(キャッチ)の蔓延です。トー横周辺に集まる若年層を安易に雇い入れ、深夜22時以降に働かせたり、路上で強引に通行人を引き込む姿が日常化していました。東京都の迷惑防止条例違反にとどまらず、2026年に至る警察庁の継続的な方針として、歌舞伎町全域のコンカフェを対象とした抜き打ち立ち入り調査と実態解明が徹底して進められています。
加えて、ホストクラブで社会問題化した「売掛金(ツケ払い)」システムを真似て、客に借金を背負わせる悪質店も標的となりました。警察当局は単なる営業形態の違反だけでなく、背後にある反社会的勢力との繋がりや脱税ルートの解明にも踏み込んでおり、不透明な運営を続けてきたアングラ店舗は次々と淘汰されています。