今回の台風で最も危険視されているのが、集中豪雨をもたらす「線状降水帯」の発生だ。気象庁の積算雨量予測では、局地的に1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降るとされ、都市型水害のリスクが跳ね上がっている。
コンクリートで覆われた都市部では、排水処理能力を超える雨が一気に押し寄せると、地下街やアンダーパスが瞬く間に水没する。かつての大雨でも、わずか15分で車が冠水し動けなくなる事例が相次いだ。「まだ大丈夫」という過信が命取りになる。増水した河川や用水路には絶対に近づかず、低地に住む住民は早期の垂直避難を考慮すべきだ。