電波の自動受信は通常、電波環境が安定する深夜(午前1時〜4時頃)に1日1〜数回行われますが、ズレを今すぐ直したい場合は手動による強制受信が必要です。主要時計メーカー各社で操作手順が明確に分かれているため、メーカー別の正確なコマンドを押さえておく必要があります。
なお、操作を行う際は、あらかじめ部屋の窓を開けるか、窓際に時計を向けた状態で行うことが鉄則です。
1. カシオ電波時計時刻合わせ(壁掛け・置時計・腕時計)
カシオ製品におけるカシオ電波時計時刻合わせは、背面の操作ボタン配置を確認することから始まります。
壁掛け時計や置時計の場合、背面に「WAVE」「RECEIVE」または「電波受信」と刻印されたボタンが存在します。このボタンを約2秒〜3秒間長押しします。秒針が瞬時に早送りされ、12時位置または特定のマークで静止すれば強制受信モードへの移行成功です。受信には通常約5分〜16分を要します。針が再び通常の1秒運針を再開し、現在時刻に合致するまで本体に触れず静置してください。
腕時計(G-SHOCKやウェーブセプターなど)の場合は、標準画面の状態で右下または左下のボタンを長押しし、ディスプレイに「RC」や「RCVD」が点滅するまで押し続けます。秒針が「READY」や「R」を指して静止したら、時計を動かさず窓際に置きます。
2. セイコー電波時計リセット方法と強制受信
セイコー(SEIKO)製品の場合、裏蓋や設定パネルにある「REC」ボタンを使用します。細いピンや指先で「REC」ボタンを約2秒間押し続けると、秒針が12時位置で停止、または針が高速回転して受信待機に入ります。
もしボタンを押しても無反応であったり、明らかな誤作動を起こしている場合は、セイコー電波時計リセット方法を実行します。電池ボックス付近にある「リセット(RESET)」と書かれた小さな窪みの中にある金属スイッチを、爪楊枝や先の丸いピンで約2〜3秒間押し込みます。すべての針が12時位置(午前または午後の初期基準位置)へ向けて回転を始め、内部カウンターが完全にゼロクリアされた後、自動的に標準電波の探索を開始します。
3. シチズン電波時計強制受信と手動復帰手順
シチズン(CITIZEN)およびリズム時計製品におけるシチズン電波時計強制受信は、背面の「強制受信」「受信用」ボタンを爪楊枝などの先端で押し込みます。数秒後に電子音が「ピピッ」と鳴る、あるいは秒針が高速回転して「受信用待機位置」に固定されれば受信開始のサインです。
万一、悪天候やビルの密集で電波が受信できない環境下では、電波機能をバイパスする電波時計手動受信のやり方(マニュアル時刻合わせ)に切り替えます。「手動時刻合わせ」「SET」ボタンを長押しし、針を1分ずつ、または早送りで現在の正確な時刻へ進めて固定します。手動設定完了後は、通常の高精度クオーツ時計(月差±20秒程度)として動作を継続させることが可能です。